酵素はありとあらゆる化学反応に関連している

肝臓の解毒作用は、貪食系のクッパー細胞が、体内に入ってきた細菌やウイルスなどのある程度以上の大きい異物を処理しています。ですが、クッパー細胞が細菌やウイルスなどを撃退するときも、活性酸素が発生するのです。
グルタチオンと呼ばれる抗酸化物質がこれを処理するのですが、グルタチオンペルオキシダーゼといわれる代謝酵素が、このグルタチオンを活性化させるのです。

このように、酵素はありとあらゆる化学反応に関連しています。
活性酸素は、からだに毒素を取り込めば取り込むほど生み出されます。これを撃退するために多大な量の酵素が使われるのです。沈黙の臓器ともいわれる肝臓は、他の臓器と比較してもタフで、重労働にも耐えますが、さすがに肝臓にも限界もあります。

肝臓にとって何よりも大切なこと、それは、なるべく毒物を取り入れないということです。私たちはそのことを改めて肝に銘じておくことが大事です。
健康診断で肝機能の数値を表すAST、ALT、y-GTPという項目がありますが、実はこれらは酵素の名前なのです。

ASTやALTとは、肝臓や腎臓にあるたんぱく質を分解してアミノ酸をつくる酵素のことであり、細胞膜の透過性が増したり、肝細胞が崩壊したりなどすると、血液中に酵素が流れ出るのです。その結果、ASTとALTの数値が上昇します。

y-GTPとは、肝臓、腎臓、膵臓に存在する解毒作用に関連している酵素のことであり、肝臓や胆管の細胞が死んだ際に血液中に流れます。
つまり、血液中に酵素が流れ出た量が数値となって、その障害の度合いが分かるということです。

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