酵素は民族の体質に大きな影響を及ぼしている

二日酔いの原因であるアルデヒド脱水素酵素(ALDH)という酵素は、私たち日本人には持ち合わせが少ないです。日本人のうち、体質的にお酒を受けつけないという人はおよそ5%いるといわれています。

逆に、欧米人は生まれつきたくさんのアルデヒド脱水素酵素を持っています。なかでも、特にたくさんのアルデヒド脱水素酵素を持っているのは、度数の高いアルコールをよく飲んでいるロシアのような北方の民族です。

よく、牛乳を飲んだらお腹がゴロゴロなるという日本人が多いと思いますが、それは、日本人には乳製品を消化する働きのある、ラクターゼという消化酵素が少ないからです。約70%ほどのラクターゼが不足しているのが現状です。

酵素は、このようにいろいろな民族の体質に大きな影響を及ぼしているのです。

犬の場合を例に挙げて、分解酵素がなかったらどうなってしまうのかについて説明します。よく、犬にネギを食べさせたらいけないということを耳にしますが、その理由は、犬はネギや玉ねぎ、にんにくなどの野菜に含まれているアリルプロピルジスルフィドと呼ばれる成分を分解する酵素を持っていないからです。
人間の場合は、問題ないのですが、犬の場合は、アリルプロピルジスルフィドは下痢やおう吐などの中毒を引き起こす原因となります。

分解酵素があるのとないのとでは、同じ物質でも以上のように大きな違いが出てきます。

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