もともとシトクロムP450は脂質代謝に関する酵素だった

食品添加物や薬物などを分解処理する働きのあるシトクロムP450は、もともとは、脂質代謝に関する酵素でした。

食生活の変化とともに、体の中に人工物質が入ってくるようになると、このシトクロムP450がそれらの有害な物質をやっつけて無害化するようになったといわれています。
もともと、酵素というものは与えられた一つの仕事のみを律儀にこなすにもかかわらず、シトクロムP450は、本来の使命とは異なる仕事を行うようになっています。適応力が高いともいえますが、これは異常事態とも捉えることが出来ます。

シトクロムP450の反応によって、水酸化された毒素がより活性の高い化学物質へと変化することもあるのですが、この際、強い発がん性もある有害な毒物へと変貌する可能性が高いです。これは、負の面の表れでしょう。

自然の法則から背いてしまうと、多大なるリスクも負うことになるという啓示なのかもしれません。

少し肝臓の解毒について触れますが、第一段階で毒物が中和されなかったとき、第二段階で、水に溶けるようにするために、その毒物をアセチル基や硫酸、メチル基、アミノ酸、グルクロン酸のいずれかに結合させ、腎臓から排出します。このことを抱合反応と呼ぶのですが、ここでも酵素が働いているのです。

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